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■すぐに雛人形を片付けられないときは?
『お雛さまを早く片付けないと嫁に行き遅れますよ』
雛祭りによく耳にするセリフです。迷信だとわかっていても、年頃になれば嫌味に聞こえますし、やはり気になってしまいますよね。それでも忙しくて片付ける時間がない!という方、ご安心を。 お雛様を後ろ向きにして飾ると「お帰りになった」「眠っていらっしゃる」と解釈できるそうです。また、旧暦3月3日まで飾って置く地方もあります。とはいえ、ひな祭りは春を寿ぐという意味もあるので、3月中旬、遅くとも春分(春の折り返し地点。3月21日ごろ)までには片付けたいものです。しまう時は天気がよく乾燥した日にしまわないとカビの原因になりますから、雨の日などは避けましょう。

さて、なぜこのように云われるようになったかご存知ですか?それには諸説あるのですが、ご紹介します。

【理由その1:厄払い説】
雛祭りは、古代中国の厄払い行事である上巳の節句、人形(ひとがた)に穢れをうつして流す風習、小さな人形をつかったひな遊びなどが混ざって成立したものです。現在でも流し雛をする地域もありますが(もちろん、あの豪華なひな人形ではなく、藁や紙でできた雛人形です)、雛人形にその子の厄や災いを移すという考えから、いつまでも身近におかず、早く片付けて災いを遠ざけたほうが良いと考えられたのです。

【理由その2:しつけ説】
雛人形はいつまでも眺めていたいものですし、いざ片付けるとなると面倒でしょう。しかし、片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれません。そこで、「お雛さまを早くしまわないと嫁に行き遅れますよ」と言ってしつけました。

【理由その3:結婚象徴説】
早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」。雛人形は婚礼の様子を表しているので、飾る時期を娘の結婚になぞらえています。